デオチック注型例
DOB−X302(ABS相当品)を常圧・手動でシリコーン型へ注入する場合
*DOB−X302は、自動低圧注入機で使用すると便利です。
まず、手袋、マスク、保護眼鏡等保護具をつけ、換気をよくしてから行って下さい。
@炉で樹脂(A液のみ)とシリコーン型を60℃〜70℃に温度を上げる。
*常温では、粘度が高いですが、温度を上昇(60℃〜70℃)すると、極端に粘度が下がります。
しかし、温度を上昇すると、使用可能な時間(可使時間)も短くなります。
Aシリコーン型を清掃して、型をセッティングする。
*型は、泡がぬけるように考えて作ってください。
B樹脂のA液・B液を計量し、混合、攪拌する。
CBで混合した樹脂を真空装置で、すばやく脱泡する。
*DOB−X302では、50g・60℃で、可使時間が、約3分〜5分程度になります。
真空脱泡機 しんくうくん
D60℃〜70℃に加熱した型に樹脂を流しこむ。
E流すとすぐに、炉(60℃)の中に型をいれる。
F約1時間後に、炉から型を取り出し、脱型して成形品を取り出す。
G成形品を仕上げる。
成形品(注型品)
H炉で、アフターキュアを行い物性を完全にする。
*上記のものは、あくまで、使用例です。
*真空中で混合・攪拌・流し込みの行程を行う真空注型法で製作すると、
気泡のほとんどない成形品ができます。
(有)ドッコー工業